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語学日記その3(最終回)~第二外国語 大学編

  • 2018年11月25日
  • 読了時間: 4分

こんにちは。こもれび塾生の秋本です。急に寒くなった今日この頃ですが、皆さん、お風邪などひいていらっしゃいませんか。


自己紹介代わりに始めた語学日記も、第3回目まで来ました。今から考えてみると「日記」と言うより「履歴書」と言った方が正確だったかもしれませんね。

①幼少期~中学生、②高校生と綴ってきましたが、今回は大学生時代のことです。この日記シリーズは今回を最終回としようと思っていますので、しばしお付き合いいただけますと幸いです。


さて、多くの方が初めて英語以外の外国語に出会うのが、大学での第二外国語の授業ではないでしょうか。

現在中学生や高校生の皆さんはともかく、かつて大学生だった皆さん、第二外国語は何語を選択し、どんな思い出がありますか。何かの目的を持って○○語を選んだ方、なんだか簡単そうだと聞いたことがあるから△△語を選んだ方、様々いらっしゃることと思います。そして、「もうまったく勉強したことを覚えてないや…」という方も多いかもしれません。


私はと言えば、選択したのはドイツ語でした。入学前に履修する外国語を決める際、ぼんやりと「大学では哲学をやりたいなぁ。哲学にはドイツ語が必須だろうな」と考えたのです。

ただ、哲学の世界ではフランス語も重要な地位を占めていることも知ってはいました。そのため、最後の最後まで悩んだのを覚えています。


ともあれ、意気揚々と学び始めたドイツ語。第二外国語の授業としてはたった1年間だけだったのですが、とても充実した、有意義な学びができたと思っています。

つい最近知ったのですが、私の在籍していた学部は他のところに比べて第二外国語の授業が手厚く、週に4コマが割り当てられていました。記憶によれば、文法が2コマ、会話が1コマ、そして文化に関する講義が1コマありました。


文化に関する講義、これがとても重要なものだったと思います。「講義」という名前が付いてはいるものの、実際は学生1人ひとりが、ドイツ語圏の文化について興味があることを調べ、発表するものでした。当然ながら学生によって興味の対象は異なり、(1クラスは30人ほどだったと思うのですが)30通りの切り口で、ドイツ語圏文化のことを知ることができました。サッカーのこと、料理のこと、音楽のこと…初めて知ることばかりでした(ちなみに私は、ヒトラーの様子を映したカラーフィルムがあることを映像を交えながら紹介し、プロパガンダの恐ろしさについて発表しました)。


外国語を学ぶ際、その言葉が使われている地域の文化について興味をもつこと。それが必要不可欠なことかどうかについては是非があるかもしれません。少なくとも私は、「せっかく学ぶなら文化も含めて知ることができたら面白いな」と思うのです。もちろん、過度に入れ込みすぎてしまってはいけないのかもしれませんが、


「なぜ外国語を学ぶのか?」

これは、私がよく聞かれる質問です。

3回にわたって私のこれまでを綴ってきましたが、改めて思うのは、「自分の知らない世界を知りたい」ということに尽きるかもしれません。

ともすれば、私は「自分の知っている世界」だけがすべてだと思ってしまいがちですが、そうではありません。初めて聴く音、初めて知る会話表現、そして初めて知る文化。世界は私の知らないことだらけです。


私にとって、外国語を学ぶことは世界を知ることです。

現在縁あって、大学時代に選ぼうかどうしようか迷ったフランス語をこもれびで勉強しています。仕事で必要なわけでも、資格試験を受験したいわけでもないため、ゆったりとした気持ちで臨む、楽しい学びです。「世界を知りたい」という私の気持ちに応えてくれる語学塾は、おそらくこもれび以外にはなかなか見つからないでしょう。その意味で、私にとってこもれびは理想郷だと言えます。


そんなこもれびのスタッフでいらっしゃる皆さんに混じって綴るこのブログ。「教える」立場ではなく「学ぶ」立場の人間なので、他の皆さんとは毛色が違った内容になってしまうかもしれませんが、外国語を学ぶ中で気づき、考えたことなどを中心に綴っていければと考えています。

そんなわけで、月に一度の私の投稿、気軽なお気持ちでお読みいただけると嬉しく思います。


それではまた。


秋本 佑

(https://note.mu/task_akimoto)


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